早期発見のメリット
「無症候性脳梗塞」
まったく症状がないのに検査で時折見つかる脳梗塞!
「高血圧」、「糖尿病」、「高脂血症」など危険因子を持つ人は、無症候性脳梗塞の頻度が高く、さらに症状のある脳梗塞に進行する確率も高いうえに、脳の機能も早い時期から落ち始めている人が多いことがわかってきました。
「無症候性脳梗塞」と診断された場合は危険因子の治療が大切になります。
これは1つの例となる病気です。
早めに見つけることができれば、手術は必要か、今後の生活で気をつけなければならないことは何かなど、医師とともに余裕を以ってリスクコントロールをできるようになります。
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害は脳卒中として急に発症することが多い怖い病気ですが、事前に血管障害や動脈硬化を示唆する所見があれば、早めに治療を行い予防ができる病気でもあります。また特に自覚症状がなくても実際には脳に脳梗塞や動脈硬化の所見があるかもしれません。
自分が倒れてしまったら会社や家族に大きな負担がかかってしまう自営業の方などは、症状がない元気なうちに一度脳ドックで脳卒中の兆しがないかをチェックすることを検討されてはいかがでしょうか?